トラブル別ソリューション
新しい機器を導入したが、既存のコンセント数や電力容量が不足している
オフィスに新しい電気機器を導入した際、「コンセントが足りない」「同時に使うとブレーカーが落ちる」といった問題が起きることがあります。これは、既存の電気設備の容量が新しく導入した機器の消費電力に対応しきれていないことが原因で発生します。具体的には電気ポットやヒーターなどが電力を多く消費します。そのまま使用を続けると、電力不足による機器の不安定な動作や故障、さらには過負荷による発熱や火災のリスクにもつながるため、早めの対応が重要です。以下では、代表的な解決策を紹介します。
トラブルの解決方法
電力使用の時間をずらす(ピークシフトの工夫)
全ての機器を同時に稼働させず、使用時間を分散することで一時的な電力集中を避けられます。例えば、出勤時の一斉起動を控えたり、暖房などの高出力機器と他の機器の稼働時間をずらしたりする方法です。ただし、これは根本的な電力容量不足を解決するものではなく、一時的な対処として考える必要があります。
使用中の機器を見直し、省エネタイプに切り替える
古い機器は消費電力が高い場合があります。最新の省エネモデルに交換することで、性能を維持しつつ電力消費を抑えることができます。結果的に、既存のコンセント容量内でも安定した運用が可能になる場合があります。
コンセントを増設して電源を分散させる
既存の回路から分岐して新たなコンセントを設ける方法です。これにより、一箇所に集中していた電力負荷を分散でき、タコ足配線のような危険な状態を防げます。ただし、分岐元の回路容量を超える増設は危険なため、設置箇所や使用台数については専門業者による判断が必要です。
契約アンペア数の見直しを行う
建物全体の電力使用上限は、電力会社との契約アンペア数によって決まります。頻繁に主ブレーカーが落ちるようであれば、契約容量が使用状況に合っていない可能性があります。電力会社に相談して契約アンペア数を上げることで解消できる場合がありますが、その際には分電盤の改修や引き込み線の交換が必要となるケースもあります。
破損したコンセントを修繕する
コンセントプレートが破損している場合は接触不良や感電の原因になります。それが原因で漏電ブレーカーが落ちてしまうことがあります。コンセントプレートに破損がある場合は使用を止め、早めに専門家に依頼をして修繕してください。
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